月のように、なりたい自分
月あかり。 ボンヤリ、ほんのり、薄明かり。
僕は。 太陽には、なれない。
時に熱く、 時に暖かく、 いつも、誰かをそして、生命の息吹きあるものを照らし続ける。明るい笑顔。
僕には、ない。 出来ない…。
暗闇のなか、薄暗くとも、薄明かりを照らす、月のほうが僕は、好きだ。
月は、その日の終わりを告げる標となる。
良い一日も…。 そうでない一日も…。
淡い蒼白い光と共に、現れる。
悲しくも見える。冷たくも見える。哀愁漂う月。
僕は、太陽ではなく、月でありたい…。